ピロリン酸カルシウムとは?画像と一緒に解説します
偽痛風はピロリン酸カルシウムが関節に沈着することが原因で起こります。
そのため、もしあなたやご家族の方に偽痛風の患者さんがいらっしゃったら
「ピロリン酸カルシウムって何だろう?」と疑問に感じているはずです。
そこでピロリン酸カルシウムとは何か?解説したいと思います。
加えて、ピロリン酸カルシウムの画像も掲載します。
ピロリン酸カルシウムとは?
まずピロリン酸カルシウムの画像を掲載します。
画像は関節液を採取し、顕微鏡で観察したものです。
(画像は無染色 400倍のもの。http://www.chiringi.or.jp/k_library/survey/h15survey_ippan/15aaa/15photo/1500801s.JPGより引用)
上記画像の矢印で示したところがピロリン酸カルシウムです。
立方形でいかにも結晶って感じですね。
それではピロリン酸カルシウムとは何か解説します。
まずピロリン酸カルシウムは
- ピロリン酸
- カルシウム
という2つの物質からできています。
ピロリン酸は肝臓や軟骨の細胞が作っています。
作られたピロリン酸は軟骨でカルシウムとくっついてピロリン酸カルシウムができるのです。
そしてピロリン酸カルシウムが関節にたまることを
「ピロリン酸カルシウムが結晶化した」と表現します。
特に関節に存在する軟骨にピロリン酸カルシウム結晶がたまると激痛が走り
偽痛風が起こるのです。
最後にまとめますと、ピロリン酸カルシウムとは
肝臓や軟骨の細胞がつくったピロリン酸と
軟骨に存在するカルシウムがくっついてできた産物のことです。
そして関節にある軟骨にピロリン酸カルシウムがたまり結晶化すると激痛が走るようになり偽痛風という病気になります。
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