歯磨剤に入っているピロリン酸カルシウムは何の役に立つの?
歯磨剤は『しまざい』と読みます。
歯磨き粉と呼ばれているものは歯磨剤です。
ところで偽痛風という病気があります。
『偽』痛風なので痛風ではありません。
ただ、病気の性質はかなり似ています。
偽痛風も痛風もどちらも関節に激痛を起こす病気です。
ただ、痛風の原因は尿酸であるのに対して
偽痛風の原因はピロリン酸カルシウムです。
ピロリン酸カルシウムが関節にたまることで激痛が起こるのです。
そんな人間に激痛を及ぼすピロリン酸カルシウムが
なんと、歯磨剤にも含まれています。
「偽痛風の原因になるピロリン酸カルシウムが歯磨剤に含まれている?
一体、何の目的で歯磨剤に入っているの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
そこでこの記事では歯磨剤にピロリン酸カルシウムが入っているのは何のためなのか?解説します
なぜ歯磨剤にピロリン酸カルシウムが入っているの?
歯磨剤は以下の成分でできています。
- 研磨剤
- 湿潤剤
- 発泡剤
- 粘結剤
- 香味剤
- 保存料
です。
歯磨剤(歯磨き粉)の種類によって上記の成分の含有量は違います。
そりゃ、歯磨剤の目的が違えば含有量は変わってくるでしょう。
歯石を少しでも落としたければ研磨剤で歯を研磨した方がよいので
研磨剤の量を増やすでしょうから。
ちなみに研磨剤は歯についた汚れをこすり落とす成分です。
実はピロリン酸カルシウムは研磨剤の一種でもあります。
関節にピロリン酸カルシウムがたまったら偽痛風を引き起こしますが
研磨剤としても使われているのですね。
ピロリン酸カルシウムは関節に刺激を与えるから痛みが出るわけで
その刺激で歯を研磨する作用があるのかもしれませんね。
最後にまとめますと、偽痛風の原因になるピロリン酸カルシウムは
歯磨剤としても使われています。
歯磨剤としてのピロリン酸カルシウムは研磨剤の役割を担っています。
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