尿酸値を下げるお薬で痛風は改善できるの?
痛風の治療には運動療法、食事療法と合わせて薬での治療が必要になります。
適切な投薬治療を行えば尿酸値をコントロールすることができ、
痛風の改善にもつながります。
- 痛風発作の発生時に痛みや腫れを抑えるために行う治療
- 尿酸値を下げるための治療
の2種類です。
痛風発作の発生時に飲む薬は尿酸値を下げる効果はありません。
ですが、つらい症状を早く治めることが出来ます。
痛風発作が起きた時に尿酸値を下げる薬を同時に服用すると、
尿酸値が急激に下がり発作を悪化させてしまうので気をつけましょう。
痛風発作がおさまって2週間程度あけてから尿酸値を下げる治療を始めます。
検査で血液中の尿酸が高くなっている原因を特定しそれに合わせて薬を処方されます。。
尿酸排泄低下型高尿酸血症の場合は尿酸排泄促進薬を、
尿酸産生過剰型高尿酸血症の場合は尿酸生成抑制薬を使用します。
治療は食事療法や飲酒の制限などとともに医師と相談しながら少ない量の薬を服用します。
服用期間は長期間になることが多いです、
人によっては一生飲み続ける必要があります。
尿酸値が6.0mg/dl以下になることが目標です。
ただ、尿酸値のコントロール状況や副作用チェックのためにも
服用中も定期的に血液検査や尿検査をする必要があります。
また尿酸値が下がったからといって勝手に薬を止めたり量を減らてはいけません。
尿酸値が不安定になり、痛風発作の再発の可能性が高まり腎機能障害を起こす恐れもあります。
痛風は一度発症すると完治は難しいと言われています。
しかし、投薬治療と食生活の改善、適度な運動を続ければ痛風を改善、予防することは出来ます。
投薬中も薬の服用が終わっても不規則な生活や食習慣の乱れが
続けば、再び尿酸値が高くなり発作が再発しますので気をつけましょう。
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⇒痛風 尿酸値が高い人のおいしいレシピブック [ 岩崎啓子 ]
こちらも参考に!⇒アンセリンと尿酸値の関係
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