偽痛風と白血球の関係
偽痛風は痛風と似た病気です。
偽痛風の原因物質はピロリン酸カルシウムです。
ピロリン酸カルシウムが関節にたまることで激痛が走るようになります。
これに対して痛風の場合には尿酸が関節にたまることで起こります。
ところで偽痛風になるとどうして症状として激痛が走るようになるのでしょう?
激痛が走る原因は白血球にあります。
偽痛風はピロリン酸カルシウムが関節にたまることで起こる病気です。
ピロリン酸カルシウムは結晶です。
ピロリン酸カルシウム同士がくっついて、塊になっています。
そんなある程度の大きさを持った塊が関節にたまるわけです。関節を傷つけます。
私たちの体にとってピロリン酸カルシウム血症は邪魔な存在です。
だから体はピロリン酸カルシウム血症を排除しようとします。
体の中で邪魔な物質を排除するのは白血球です。
- がん細胞
- 要らない物質
- ウイルス
- 細菌
- 真菌(カビ)
など、私たちの体にとって邪魔なものを排除する細胞です。
ピロリン酸カルシウムも関節を傷つける邪魔な物質なので白血球が活躍します。
白血球は必死でピロリン酸カルシウムを排除しようとします。
ですが、同時に白血球は痛みを感じる物質も放出するのです。
その結果、私たちは関節に激痛を感じているのです。
最後にまとめますと
関節にピロリン酸カルシウムがたまる
↓ ↓ ↓
ピロリン酸カルシウムが関節を傷つける
↓ ↓ ↓
白血球がピロリン酸カルシウムを排除しようとする
↓ ↓ ↓
同時に白血球が痛みを感じる物質を出す
↓ ↓ ↓
偽痛風の症状がでる
というメカニズムです。
こんな感じで白血球は私たちの体で起きている危険を排除する役目がある反面、痛みを感じさせる物質を出すからこそ、偽痛風の症状が出るわけですね。
こちらの参考に!⇒偽痛風だと診断できる検査値はどれくらい?
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