偽痛風の診断で使うCRPとは?
痛風のようで痛風ではない。それが偽痛風と言われる病気です。
痛風は生活習慣の乱れやストレスから尿酸が溜まり
それが結晶になって関節内に溜まって痛みがおこります。
しかし偽痛風は遺伝的要素が強く
ピロリン酸カルシウムの結晶が関節内に溜まって痛みがおこります。
また痛風は年齢に関係なく発症しますが、
偽痛風は60歳以降の高齢者に多く発症します。
痛みについては痛風は足の親指や比較的小さい関節に痛みが起こります。
しかし、偽痛風は大きい関節に痛みが起こることが多く、
特に膝関節に発症することが多いと言われます。
また、偽痛風は発熱、体重減少も起こることがあります。
偽痛風の診断には、CRPの検査が重要です。
CRPとは、C−リアグティブ・プロレインの略です。
CRPの値が上昇していれば血清中のたんぱく質が増加している事を示します。
また、炎症や細胞の破壊がある場合は陽性となり値が上昇します。
偽痛風を発症すると関節に炎症が起こっているので
CRP値は陽性を示し上昇します。
ただし時間の経過とともにCRP値は減少するので
関節炎が発症した場合は早急に検査することが大切です。
ただし偽痛風の診断にはCRP値の検査が重要ですが
CRPの値の上昇は炎症の有無、陰性、陽性化を示す一つの結果にすぎません。
CRPの値が上昇し関節炎の痛みがある時はさらに検査が必要になります。
痛みを発症している関節から関節液を取ります。
関節液の中のピロリン酸カルシウムの結晶の有無を調べます。
更に、血液検査、X線検査も行います。
X線で関節内に、石灰化像があれば偽痛風ということになります。
偽痛風と診断を受けたら専門医の下で適切な治療を行いましょう。
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