高尿酸血症とは？
高尿酸血症とはどんな状態を指しているのでしょうか？
高尿酸血症とは体の中で尿酸が異常に多くなった状態です。
尿酸は体の中でできた老廃物の一種です。
血液検査で尿酸の値が正常値を超えていることで「高尿酸血症」だと診断します。
「高尿酸血症になるとどんな症状がでるの？」と気になる方も多いでしょう。
高尿酸血症だから何かの症状があるというわけではありません。
ですが、高尿酸血症のまま放置は危険です。
なぜなら高尿酸血症は尿酸が体に溜まっている状態です。
たとえば関節に尿酸がたまったら痛風の原因になりますし
腎臓に尿酸がたまったら腎機能障害、腎不全を引き起こす可能性があるからです。
たとえばゴールデンウィークの高速道路で考えてみましょう。
ゴールデンウィークの高速道路は渋滞しています。
実家に帰省したり、実家から自宅に戻る車の台数が異常に多いからです。
そして、サービスエリアの駐車場も満車になるほどです。
車の数と尿酸の量は似ています。
高尿酸血症になると尿酸の量が異常に増えるので
腎臓からオシッコとして高速道路なら出口に出れなくなるのです。
尿酸も車も量が少なければ、渋滞することなく
少しずつ腎臓や高速道路の出口から出すことが出来ますが。
高速道路の場合にはサービスエリアなどに車が移動して駐車しますが
高尿酸血症の場合には尿酸が関節や腎臓にたまるわけですね。
その結果、高尿酸血症の場合には腎機能障害や痛風の原因になります。
高速道路の渋滞を解消するには、高速道路の車線を増やし
車の流れを増やし、早く出口に行ってもらったり、
高速道路の料金を上げることで、高速道路にそもそも車を入れない方法が考えられます。
高尿酸血症の改善にはお薬が有効です。
- 尿酸を体の中で作らせないお薬（尿酸産生抑制薬）
- より多くの尿酸を尿として外に出す（尿酸排泄促進薬）
高速道路と似ていますね。
尿酸産生抑制薬は高速道路に車を入れないのに似ていますし
尿酸排泄促進薬は高速道路の車線数を増やし早く車を外に出すことに似ています。
最後にまとめますと高尿酸血症とは体の中で尿酸が異常に多くなった状態です。
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