偽痛風の治療法は?
偽痛風は関節内にピロリン酸カルシウム結晶が沈着することで
関節に激しい痛みや熱がでる病気です。
痛風の原因は尿酸が異常に増えることなので
原因物質が偽痛風とはまったく違います。
そのため痛風は血液検査で尿酸値が
異常に高い数値になっていることを確認すれば診断ができます。
でも、偽痛風の場合には血液検査で尿酸値を調べても異常がありません。
ではどうやって偽痛風を診断するか?というと
レントゲン検査で関節内が石灰化といって白い像が見えることをまず確認します。
偽痛風なら痛みのある関節内が石灰化しています。
石灰化があったなら、その部分に針を刺し関節内の液体を吸引し
ピロリン酸カルシウム結晶が確認できたら偽痛風だと診断できます。
こんな感じで関節の痛みの原因が偽痛風だと診断できたら治療はどうするのでしょうか?
偽痛風の治療は完治を目指すものではありません。
対症療法と言って、関節が痛いなら痛みを抑える治療をしますし
熱っぽいなら熱を抑える治療をします。
つまり、原因をなくして偽痛風を根本から治療するのではなく
症状を抑えるだけの治療をするということです。
偽痛風による関節の痛みや熱にはステロイドや非ステロイド系抗炎症薬を使います。
ちなみに非ステロイド系抗炎症薬はNSAIDS(エヌセイズと読みます)とも言われています。
お医者さん同士の会話では非ステロイド系抗炎症薬とは言わずに
NSAIDSと言い合うことが多いです。
NSAIDSはロキソニンやバファリンなどが有名ですね。
ステロイドはプレドニゾロンが有名です。
偽痛風による痛みが激しい場合には関節にたまった水を抜きつつ
ヒアルロン酸の注射をすることもあります。
以上が偽痛風の治療でした。
偽痛風の詳しい説明や偽痛風の詳しい原因については
こちらの記事をご覧ください。
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