プリン体の入った食事は控えるべき?高尿酸血症の治し方
高尿酸血症を治すためにプリン体の入った食事は控えるべきでしょうか?
動物、魚類、植物といった生物はみんな細胞からできています。
細胞1つ1つが組み合わさって動物、魚類、植物ができているってことです。
そして細胞の中には核がありDNAやRNAという遺伝に関係する物質が入っています。
DNAやRNAという遺伝に重要な物質にはプリン体が入っています。
そのため、動物、植物、魚類を食事として私たち人間が摂取するということは、
プリン体を摂取するということになります。
プリン体は肝臓で分解されて尿酸に変わり腎臓からオシッコとしてでていきます。
ですが、血液検査で尿酸値が7.0mg/dLを超えてくると
腎臓からオシッコとして出し切れなくなるのです。
その結果、関節や腎臓に尿酸が蓄積され
腎臓病や痛風が発症してしまうことがあります。
つまり、プリン体を含んだ食事をすることで
尿酸値が高くなると、腎臓病や痛風になってしまう可能性があるってことです。
そういった意味で、プリン体を多く含んだ食事は避けましょう。
プリン体を多く含む食事は魚類、肉類です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒痛風にダメな食事一覧
ただ、理解しておいてほしいことがあります。
尿酸は以下の2つのパターンで増えます。
- 新陳代謝
- プリン体を含んだ食事
新陳代謝とは、あなたの体の中で細胞が作られたり壊されたりしている状態を指します。
古いものを壊し、新しいものを作ることで新鮮さを保っているのです。
ただ、古い細胞を壊す時に尿酸ができます。
新陳代謝によって、つまり食事と関係なく1日に約700mg尿酸が作られていると言われています。
これに対して食事から作られる尿酸は1日約300mgです。
つまり、食事以外の原因から増える尿酸の方が食事由来の尿酸より多いわけです。
高尿酸血症の治療はお薬が有効です。
そもそも尿酸を作らせないという作用がお薬にはあるからです。
ただ、プリン体の多い食事は避けた方が無難です。
少しでも尿酸を増やさないほうが、高尿酸血症になりにくいのは間違いないですから。
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