膠原病からレイノー病が起こるときの症状は？
レイノー病の原因の一つに膠原病があります。
正確には膠原病はレイノー病の症状であるレイノー現象の原因です。
レイノー現象は突然、手足が冷たく青白くなり痺れの症状がでることをいいます。
- 強皮症（全身性硬化症）
- 全身性エリテマトーデス
を起こすと、レイノー現象を引き起こしやすいです。
たとえば強皮症は皮膚に存在するコラーゲン繊維が体中の臓器に異常にたまります。
コラーゲン繊維は弾力のある硬い物質です。
そんな物質が全身の臓器にたまるとどうなるでしょう？
結論としては臓器の機能が失われます。
たとえば肝臓の機能が失われると、栄養を蓄えたりエネルギーにかえたりする能力が落ち、
新陳代謝が悪くなります。
新陳代謝が悪くなると、血液の循環だって悪くなるわけです。
そうなると、手足の血液の循環が悪くなるのでレイノー現象が起こりやすくなるわけです。
しかも皮膚もコラーゲン繊維が過剰にたまるため硬くなってきます。
つまり、レイノー現象に加えて手足の皮膚が固くなっているようなら
膠原病が原因でレイノー病を起こしていると診断できるわけです。
全身性エリテマトーデスも強皮症と同じような症状によってレイノー病を起こすことがあります。
膠原病は難病指定されていて自分の免疫が自分の体を攻撃する病気です。
これを自己免疫疾患と言います。
自分の免疫が自分の体を攻撃するので治療が難しいです。
なぜなら自分の免疫は自分の体も守っています。
なのに、自分の免疫力を壊すような治療をすると
体の抵抗力が落ちてしまい、ばい菌やウイルスが体に入ってもやっつけることができなくなります。
そうなるとちょっとした風邪でも命取りになってしまうわけです。
だから、膠原病を完治させるような治療は難しいのが現状です。
最後にまとめますと膠原病が原因でレイノー病を起こすときには
レイノー現象に加えて手足が固くなる症状がでてきます。
レイノー病の原因は手足の冷えです。
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こちらも参考に！⇒レイノー病は何科を受診したらいい？
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