高尿酸血症かどうか検査する方法
高尿酸血症を放っておくと
- 腎不全
- 痛風
になってしまいます。
痛風は足先に激痛が走り歩くことさえ難しい状態になりますし
腎不全は一度なってしまったら一生治りません。
そもそも「高尿酸血症って何?」とか
「高尿酸血症になるとどうして腎不全になったり痛風になったりするの?」
と気になる方はこちらの記事をご覧ください。
ともあれ、高尿酸血症かどうか早く検査して突き止めて
できるだけ早く治療を受けることが重要です。
この記事ではどうやって高尿酸血症かどうか検査をするのか?
解説したいと思います。
高尿酸血症かどうか検査する方法とは?
まず高尿酸血症とは血液検査で尿酸値が7.0mg/dLを超えた場合を指します。
尿酸値が7.0mg/dL以上だと、オシッコとして尿酸を出し切れなくなり
腎臓や関節にたまりやすくなります。
- 尿酸をオシッコとして出す能力が落ちている尿酸排泄低下型
- 体が異常に尿酸を作りすぎている尿酸産生過剰型
- 上記2つの混合型
高尿酸血症かどうか?単純な検査なら
上記の尿酸値を調べる方法だけですむのですが、
治療となると、尿酸値だけでは不十分です。
なぜなら、高尿酸血症のお薬には尿酸をオシッコとして
いっぱい出すタイプや尿酸を作らせないタイプのお薬などいろんな種類があるからです。
高尿酸血症の原因に対処する形でお薬が存在しているってことです。
どうやって検査するか?というと1日がかりでオシッコや血液を採取して調べます。
まず尿酸産生量を調べます。
これは尿酸値のことではありません。
どれだけの尿酸が作られるか?調べます。
正常では体重1kgあたり1時間に0.5mgの尿酸が作られています。
でも、尿酸産生過剰型に当てはまる方は
体重1kgあたり1時間に0.51mg以上尿酸が作られています。
あと尿酸クリアランスも検査します。
尿酸クリアランスとは尿酸がオシッコとして排泄されているか?調べる検査です。
正常では1分あたり6.2〜12.8mlです。
もし1分あたり6.1ml以下なら尿酸排泄低下型の高尿酸血症だと診断できます。
以上の検査により高尿酸血症を診断しつつ
- 尿酸排泄低下型
- 尿酸産生過剰型
- 混合型
を診断し、適切なお薬を選択し治療を開始します。
具体的に高尿酸血症に対してどんなお薬を使っているのか?
こちらの記事で詳しく解説しました。
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