コルヒチンというお薬はなぜ痛風に効果があるの?
痛風発作ってつらいですね。
「風がピューっと吹いてくるだけで激痛が走る」と言われるほどですから。
当サイト管理人の私も以前は痛風に悩まされていました。
痛風のことで病院に行ったらコルヒチンというお薬が処方されることがあります。
私も病院でコルヒチンが処方されていました。
証拠の画像はこちらです。
コルヒチンは炎症に関係する白血球という細胞の動きを抑えます。
「炎症?」とピーンとこない方もいるかもしれません。
そんな方はニキビを想像してください。
顔にできる赤いブツブツです。あれも炎症の一つです。
顔にできるニキビも痛いですね。ニキビも白血球が関係しています。
話は戻って痛風による激痛も炎症が関係しています。
痛風は尿酸が体に蓄積されて起こる病気ではあります。
尿酸が蓄積される場所は関節です。
関節に尿酸が蓄積されているだけでは痛風の激痛は起こりません。
たとえばマラソンをしていたりして走っているときの衝撃で
関節にたまっている尿酸の塊(結晶)が剥がれおちることがあるのです。
すると白血球が剥がれ落ちた尿酸の結晶を攻撃しにやってきます。
そして炎症が起こり、激痛が走るようになるのです。
そこでコルヒチンの登場です。
コルヒチンは剥がれおちた尿酸結晶に集まってくる白血球の動きを抑えます。
その結果、炎症が起こらず、痛風による激痛が走らないわけです。
コルヒチンは痛風による激痛が起こった後でも
できるだけ早く飲んだ方が、より痛みを抑える効果が高くなります。
理由としてはコルヒチンはロキソニンのような鎮痛効果がないからです。
白血球の動きを抑えるだけです。
だから白血球が関節に大量に集まってからでは
コルヒチンの効果は薄くなってしまうわけです。
すでに痛風による激痛が走っていて歩けない状態ならロキソニンを服用するようにしましょう。
詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。
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