アロプリノールという薬はどうやって尿酸値を下げているの?
尿酸値が高いと痛風発作が出ることがあります。
痛風発作を起こすと足先に激痛が走って
立ち上がることさえできなくなってしまうことがあるのです。
そんなこともあって、尿酸値が高い場合には
お薬で治療して尿酸値を下げる必要があります。
- 尿酸生成抑制薬
- 尿酸排泄促進薬
の2種類があります。
尿酸生成抑制薬と尿酸排泄促進薬について
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒尿酸値を下げる痛風の薬は?
この記事では尿酸生成抑制薬の中でもアロプリノールについて解説します。
アロプリノールという尿酸値を下げるお薬について
アロプリノールは尿酸値が7.0rdLを超えた場合に
処方されるお薬です。
先ほども申しましたが、アロプリノールは尿酸生成抑制薬の一種です。
尿酸は体の中で作られる物質です。
アロプリノールは体の中で尿酸を作らせないように作用します。
アロプリノールによってそもそも尿酸ができる量が減るわけです。
なので、尿酸値が下がってきます。
尿酸はプリン体からできます。
プリン体はお肉やビールなどの
味の濃い、おいしい飲み物や食べ物に多く含まれています。
つまりお肉の食べ過ぎやビールの飲み過ぎで
プリン体を摂り過ぎてしまい、尿酸値が高くなってしまうわけです。
ビール好きでお肉好きな方で
どうしてもやめられないために、尿酸値が高い方にアロプリノールは有効です。
プリン体を多く含む食べ物を食べても
アロプリノールによって尿酸に変われなくなるからです。
ちなみに尿酸は体の中でどうやってできるか?というと、
食事をする
↓ ↓ ↓
プリン体が体に入る
↓ ↓ ↓
ヒポキサンチンに変わる
↓ ↓ ↓
キサンチンに変わる
↓ ↓ ↓
尿酸に変わる
です。
最後のキサンチンから尿酸に変わるときに
キサンチンオキシダーゼという酵素が必要です。
アロプリノールというお薬はキサンチンオキシダーゼの邪魔をします。
キサンチンから尿酸に変われないわけです。
その結果、尿酸値が下がっていくわけです。
最後にまとめますとアロプリノールはキサンチンオキシダーゼの邪魔をすることで、
尿酸値を下げるお薬ということです。
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こちらも参考に!⇒お菓子はプリン体が増える原因?
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