納豆はプリン体が多くて痛風の原因になる食べ物？
納豆にはプリン体がたくさん入っているのでしょうか？
そもそも納豆はナットウキナーゼという酵素が入っています。
ナットウキナーゼは血栓を溶かす作用があると言われています。
脳梗塞や心筋梗塞の原因が血栓ですから
納豆は病気の予防に優れた食品であることに間違いありません。
他にも納豆は
- 食物繊維が豊富なので便秘改善におすすめ
- カルシウムが豊富なので骨粗鬆症におすすめ
できます。
なのに、「納豆は痛風を悪化させる食品だ」と言われているのです。
納豆はプリン体が多く痛風を悪化させる？
納豆100gに入っているプリン体は約110㎎です。
これに対して豚肉100gに入っているプリン体は約90㎎です
ということは肉類よりも納豆の方がプリン体の量は多いと言えますね。
ただ、プリン体が多く含まれていることを示す『高プリン体食品』の定義は
100gあたり200㎎以上のプリン体が入っている食品のことをいいます。
納豆は100gあたりプリン隊は110㎎ですから高プリン体食品ではありません。
他の食品よりちょっとプリン体の量が多いだけです。
高プリン体食品に入る食品としては
- 煮干し100gあたり746㎎
- 豚レバー100gあたり284㎎
- カツオ100gあたり211㎎
- 鰹節100gあたり493㎎
などがあります。
痛風は尿酸が関節にたまりすぎることで起こる病気です。
尿酸はプリン体が原料ですから、プリン体の多い食品は避けたいものです。
とはいえ、
体内のプリン体を100％とすると
- 食品として体内に入れたプリン体は20％
- 体内で作られたプリン体は80％
です。
だから、プリン体が他の食品より少し多い程度の納豆くらいなら
健康増進に役立つので、心配はいらないでしょう。
また、よく言われている食事指導としては
1日に食べても大丈夫なプリン体の量は400㎎と言われています。
くどいようですが、納豆100gあたりプリン体は110㎎です。
納豆はプリン体の量が他の食品より多少多いですが
痛風の心配まではいらないでしょう。
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こちらも参考に！⇒痛風の原因になる食べ物とは？
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