足首に痛風の症状がでることはあるの?
痛風といえば足先の指に激痛が走ることが多いです。
痛風の症状が足先の指にでる確率は約90%だと言われています。
逆にいうと、残りの10%は足先以外に痛風の症状が出るわけです。
たとえば足首に痛風の症状がでることもあります。
朝起きたら足をくじいて捻挫したような激痛が足首に起こることもあります。
そんな感じでもし足首に痛風のような症状があるのなら
病院で血液検査を受けましょう。
尿酸値が少なくとも7.0mg/dL以上あるなら
やはり足首の症状は痛風の可能性が高いです。
さらに他にも病院ではこちらの記事でご紹介しているような検査をして
足首の痛みが痛風かどうか診断してくれます。
痛風の原因は尿酸が関節に蓄積するためです。
関節に蓄積した尿酸が、体を動かす時に剥がれ落ちます。
そもそも尿酸は体にとっては不要な物質です。
そのため剥がれ落ちた尿酸を攻撃して
体から排除しようと白血球という血液の一種が駆けつけます。
白血球が頑張って尿酸を排除するときに一緒に痛みの物質も作られます。
これが痛風です。
つまり、痛風の症状は足先の指であろうが足首であろうが激痛です。
どの場所に尿酸が蓄積し、剥がれ落ちたかで痛みが起こる場所が違ってくるだけです。
「じゃ、どうして痛風は足先の指に出やすいの?」
と疑問に感じる方も多いでしょう。
足首ではなく、足先の指に痛風の症状が出やすい理由は
尿酸は重力に従って体の下側に落ちやすいからです。
つまり足首よりも足先の方が
体にとってより下にあるため、尿酸が蓄積しやすいからです。
だから痛風の症状の約9割が足先の指に出るわけです。
とはいえ、足首にも痛風の症状が残り1割の確率ででます。
また足首に痛風の症状がでたとしても、
その症状はやはり激痛です。
立ち上がれないほどの激痛が足首に起こります。
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