痛風の薬『フェブリク』の特徴とは?
痛風の治療薬としてフェブリクが登場しました。
(画像はhttp://meds.qlifepro.com/thumb/3949003F2020_000.jpgより引用)
フェブリクの有効成分はフェブキソスタットです。
痛風の原因になる尿酸ができる過程を邪魔する作用があります。
具体的には尿酸生成に関係する
キサンチンオキシダーゼという酵素の働きを邪魔することで尿酸ができなくなり、
痛風を防止できるわけです。
ただ、今までの痛風のお薬だってキサンチンオキシダーゼの働きを邪魔します。
「じゃ、フェブリクって別に新しいお薬ではないのでは?」
と疑問に感じる方も多いでしょう。
ですが、キサンチンオキシダーゼの働きを邪魔する作用が同じでも
今までの痛風のお薬とは大きく違う点があります。
お薬を飲んだら、最後はオシッコやウンチとして排出されます。
今までの痛風のお薬はほぼ100%オシッコから排出されていました。
ただ、これって問題があります。
今までの痛風のお薬は腎不全など腎臓の調子が悪い方には使いにくいのです。
オシッコは腎臓で作られます。
腎臓の機能が落ちていると
痛風のお薬をオシッコとして外に出す能力が落ちているので
お薬が体に残りやすい分、お薬の副作用が強く出やすいわけです。
そういった意味で腎臓病の患者さんでしかも痛風の方にとって
お薬で治療をしにくかったのです。
でも、フェブリクの場合には
最終的にはオシッコとウンチとして半々くらいの割合で排出できます。
そのため、腎臓病の患者さんでも痛風の治療がしやすくなったのです。
これがフェブリクの特徴です。
続いて痛風の治療薬の一種、コルヒチンについて解説します。
⇒コルヒチンというお薬はなぜ痛風に効果があるの?
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